パイレックスのブランド名は、ギリシャ語のPYRO(fire)と、ラテン語のREX(king)を掛け合わせたもので、
“熱の王様”という意味。1915年に商標登録されました。
パイレックスを作っているコーニング社は、1900年代の初め、鉄道会社から雨や雪の日でも割れ難い信号
用ランタンに使う耐熱ガラスの開発を依頼され、1912年に開発に成功した。
その当時、コーニング社は食器や調理具などは作っていなかったが、1920年代、オーブンで使えるガラス器
《オーブンウェア》を開発し、発売した。
その後、1930年代には、オーヴンではなく直接火にかけられるより強力な耐熱ガラス《フレームウェア》が
発売されるようになったが、その当時のモノはほとんどが無色透明のガラス容器で、現在のように色鮮やかな
カラフルな色彩のガラス器が作られるようになったのは、1940年代になってから。
これは、第二次世界大戦中、軍から食堂で乱暴に扱っても壊れない食器の開発を依頼されたのがきっかけ
らしい。
戦後、コレをもとに家庭向けにテーブルウェア、ミキシングボール、オーブン&フリーザーセットなど、数々の
ヒット商品が生まれた。
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